【ブラック企業はご存知ですか?】
残業が多い・残業代が出ない・長時間労働を強いられる・休みが少ない etc..
近年、人材不足により1人にかかる負担が多くなっています。
その結果、勤務時間内に業務が終わらず、残業。その残業もお金が出れば良いですが、お金が出ないなんてこともあるでしょう。また、人手が足りないせいで休日に臨時出勤をさせられたり、1ヶ月の労働時間が300時間を超えている!?なんてことも。
今回は、元社員が語るJTBのブラック度について詳しくみていこうと思います。
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まずはJTBの平均年収をおさらい
まず、年収はJTBの年収をみてみましょう。
とはいっても、JTBはグループ企業ですので、たくさんの関連会社が存在します。私は、その中の店頭で勤務する「カウンタースタッフ」と呼ばれる仕事をしていました。
全国に数百店舗。その中で勤務をしている社員の年収についてご紹介していきます。
JTBカウンタースタッフの年収
初年度:約210万円(残業によって変動あり)
手取り:約180万円前後
初年度、つまり大学卒業の新入社員がもらえる年収としてはこのくらいです。
「一人暮らしじゃ生活できないんじゃない?」と思う人もいるかと思いますが、その通りです。
一人暮らしの人は基本的に採用することはありません。上記の年収で生活が回せる社員だけを採用しているのです。
カウンタースタッフはサービス業です。サービス業は総じて安いので、JTBだけが安いというわけではありません。
ただ、収入が低いのはJTBでも例外ではないということだけ理解しておくと良いでしょう。
収入だけで考えると、旅行が好きというだけで就職するのは危険だな。倒産しづらいというメリットはあるけど、普段の生活がキツキツになっていいという理由にはならないしね。
【実体験】ここがブラックだよJTB
次に、JTBがブラック企業であると感じた瞬間について紹介していこうと思います。
ブラック企業と感じた瞬間1:残業代が出ない
残業を行う際に、上司へ残業時間の申告をしなくてはいけません。もちろん終わらなければ延長で残業をしても良いのですが、再度申告を行う必要があります。
この状態だと残業代は出ます。
しかし、店舗開店前に行う立ち上げ作業であったり、ちょっとした残業に関してはカウントしてもらえません。
残業は店舗の評価に関わるからです。店長によっては、全く残業代を出してくれないというところもあるようです。
ブラック企業と感じた瞬間2:仕事内容が多過ぎる
「仕事がたくさんあるのは普通だよ」と思う人もいるかと思いますが、カウンタースタッフは異常。
旅行希望者の接客を行うことはもちろんのこと、その人の旅行予約、旅行日までの追跡まで行います。自分が担当したお客さんは旅行日が何ヶ月先であろうと追跡をし続けなくてはいけないのです。
そこまでの端末操作は非常に複雑。1回や2回ではまず覚えられません。
また、旅行会社なので無限大にある旅行情報を旅行希望者に正確に伝えなくてはいけません。パンフレットの情報や利用者からの旅行に関する質問、現地施設の営業時間まで非常に細かい情報をインプットしなくてはいけません。
5年目6年目でも完璧にこなすことができないくらいに覚えることがたくさんあるのです。
ブラック企業と感じた瞬間3:厳しいノルマ
JTBには3つのノルマが存在します。
JTBカウンタースタッフのノルマ
❶ クレジットカードの紹介
❷ 商品券の購入
❸ 旅行商品の売上高
上の二つに関しては、下半期と上半期でノルマが更新されます。
クレジットカードの紹介は、自分の知人にも頼むことができますが、宗教勧誘のような印象を与えかねないので、知人からしても決して良いイメージではないでしょう。また、カウンターで旅行希望者に紹介しようとしても、時間がかかりすぎ、順番待ちがある状態であればまずできません。新入社員は言語道断と言えるでしょう。
商品券のノルマは基本的に自腹です。なぜなら欲しいと思っている人を見つけることが難しいから。家族に頼むこともできますが、負担がかかることは間違いありません。
最後は、旅行商品を販売した実績のノルマです。新入社員でも課せられるノルマですが、基本的には店舗の売り上げノルマを見て設定されます。
店長によっては、絶対に達成できないようなノルマ設定を行う人もいます。
この3点から、ブラック企業であると感じました。
収入が少ないので、残業代を得てやっと生活を成立させている人もいます。
そんな中でも厳しいノルマをいくつも達成させなければなりません。休みも不規則なので、疲れは溜まる一方。
年功序列はそこまで改善されていないので、昇進や昇格はほとんどありません。将来に期待を持つこともできないのです。
サービス業はどこも似たような感じだけど、忙しい分がんばりは評価するべき。そうしないと、人材を失うことになりかねないからね。
お金の切れ目は縁の切れ目という言葉の通りだね。
JTBで働いていて良かったこと
JTBの悪い部分に関して確認していきましたが、続いてJTBに勤務して良かったことを見ていこうと思います。
JTBで良かったこと
❶同期が多い
❷最先端の旅行情報を知れる
❸旅行地を覚えることができる
❹旅行が安く行ける
❺グループ内で異動することもできる(条件次第)
❻旅行の研修が頻繁にある
悪い部分がある反面、大手ならではの良い部分もたくさんあります。
休日こそ不定期で旅行へ行く期間を空けるのは困難ですが、研修と称してお試し旅行へ行くことができます。これは、押して欲しいホテルや旅館、観光地などを実際に旅行希望者に紹介できるようにするためです。
また、同期がたくさんいるというのも大きなポイントです。
グループ会社なので、総勢数千人の同期がいます。
全員と顔を合わせることこそありませんが、他の企業と比べると圧倒的に交友関係は広がります。仕事をする上では心強いでしょう。
うまく活用することができなかったと言うこともありますが、総じて私は転職を選びました。良かった点以上に、ブラックな部分が納得できなかったと言うことでしょう。
ただ、現実は甘くない。自分がこの企業は違うなと思えば、転職を視野に入れて動いて行くことがおすすめだ。
JTBで働いている人は主にどんな所に転職する?
JTBのカウンタースタッフで働いていた人は、基本的には同じカウンタースタッフにはいきません。
仕事内容もそうですが、責任が強いのに低賃金。割りに合わないからです。
しかし、接客をすることや旅行をすることを嫌っている人は少ないです。
そのため、同じサービス業であるカフェや飲食店。もしくは、添乗員や旅行を企画することのできる企業に進みます。
私はキャリアアップをしたいと思ったので、大企業ではない旅行会社へ転職をしました。
ここまでの大企業であれば、3年間の勤務経歴がなくても転職をすることは容易です。
ましてや、同じ旅行会社であればなおさらのことです。
現在のところでキャリアアップを成功させます。
JTBから転職しようと思ったきっかけ
私がJTBから転職しようとしたきっかけは、将来性の薄さです。
先ほども言いましたが、年功序列がベースの企業。
たとえ、どんなに実力をつけたとしても、役職などにつける年齢はだいぶ後。
何十年も働いてつける役職や仕事の幅が狭いというのは、社員にとって頑張りがいがありません。
昇給もそこまで大きくは変動しないので、数十年後までは満足のいく収入はもらえないでしょう。
長い時間働くことのできる若い間JTBで働くことは私にとっては足踏みをしているようなものであると考えました。
「もっと上を目指したい!」
「たくさんのお金が欲しい!」
残念ながら、JTBでは当分叶えることのできない希望なので、転職という方法をとったのです。
企業に希望を見出せないのであれば、それは転職するタイミングであると言えるね。
まとめ
今回は、元社員が語るJTBのブラック度という形でご紹介していきました。
どの仕事にもブラック企業と呼ばれる会社は存在します。労働が厳しすぎて過労死してしまったり、残業代がもらえなくて生活できなかったりと社員にとっては不安でいっぱいなはず。
だからこそ、ブラック企業を避け、ホワイトな会社への転職を成功させないといけないのです。
より良い企業への転職を成功させていきましょう。
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