ブラック企業

【過酷】元ブラック企業社員が考えるブラック企業の定義とは?

 

ブラック企業ってよく聞くけど、どんな企業のことをブラック企業っていうの?

ブラック企業がどんな企業なのか実はよくわかってない。笑

ホワイト企業に転職するためにも、ブラック企業の定義を教えて!

 

ここ最近、何かと耳にする機会が増えた「ブラック企業」という言葉。実はよくわかっていないという人も意外と多いのではないでしょうか?

今回は、元ブラック企業の社員がブラック企業の定義について詳しくご紹介していこうと思います。

転職先生
転職先生
日本にはたくさんのブラック企業がある。そして、ブラック企業に入ったら最後、理不尽な仕打ちを受けながら仕事をこなさなければいけなくなる。
そんな危険性を事前になくすためにも、今回はブラック企業の程美について詳しく紹介するからしっかりと確認しておくように。

厚生労働省・論文からブラック企業の定義を読み解いてみる

参考:厚生労働省

まず、ブラック企業の定義を厚生労働省の論文から読み解いていこうと思います。

論文では、直接的にブラック企業について触れていませんが、労働時間と生産性を照らし合わせてでてきたブラック企業の定義を読み解いていきましょう。

厚生労働省としてはたくさんの時間をかけて生産性を上げるというよりも、短い間で生産性を上げられる企業を推奨しています。

それは『決められた時間内の労働で会社規模を大きくすることができる企業』が良いということ。この内容から読み取れるものとして、生産性を増やすために労働時間を増やすのは良くないということ。

上記の表を確認してもらえるとわかるように日本の労働時間は世界的に見てもかなり高い数字を維持しています。ただ、生産性は低めです。

この結果からブラック企業の定義は、労働時間を長くすることでしか会社を成長に導けない企業ということになるでしょう。

転職先生
転職先生
会社を賢く回していかないとどうしても労働時間が頼りになってしまう。会社の上層部はブラック企業にならないために、いかに効率的に仕事をすることができるのかという部分を考え続けなければブラック企業とよばえれるようになってしまうということ。一度ブラック企業と呼ばれ出したら、レッテルを拭うのは難しいから、頑張ってもらいたいね。

 

元転職エージェント的ブラック企業の定義

厚生労働省の論文から読み取り、ブラック企業の定義についてご紹介していきましたが、元転職エージェントの私からすると付け足したい部分はいくつかあります。

ここでは、元転職エージェントから見るブラック企業の定義について分析していきます。

 

ブラック企業の定義1:労働時間が長い

厚生労働省から読み取れた内容と同じですが、労働時間が長いというのはかなり問題です。

今までは、働けば会社の規模が上がり、給料も上昇傾向にありました。また、仕事に対してのやりがいを感じることで労働時間が長くてもブラック企業と呼ばれる企業が出てくることはありませんでした。

しかし、現代の企業のあり方についてはどんなに仕事にやりがいがあったとしても労働時間が長いというだけで問題視されてしまいます。

根性論ではなく、科学的・社会的な部分で労働基準が大きく見直されたからです。

仕事を重要視することはもちろんですが、それ以上にプライベートを大切にしたいと考える人が増えてきたことも影響しているかと思います。

 

ブラック企業の定義2:サービス残業がある

サービス残業があるというのも大問題です。

朝の立ち上げ作業であったり、夜の締め作業であったり、事前学習の時間であったり、全て会社の労働ですよね?

その労働にお金をかけたくないからといって、早めにタイムカードを切らせたり、残業代・時間外労働手当を与えなかったりということが普通に行われているようですが、間違いです。

転職業界にいた私から見て完全アウトといったところでしょうか。

 

ブラック企業の定義3:人材を大切にしない

会社に入社してくれる人材を過小評価しすぎていると思うのは私だけではないはずです。

現在は、売り手市場真っ只中でどこの企業も人材が欲しいと嘆いていますが、それは過去に人材を大切に育てたり、対応してこなかったから。

人材教育をしっかりしていないところに関しては、いい上司がいるはずもありませんし、そうなると会社の雰囲気は一気に悪くなります。

人間関係の問題やパワハラ・セクハラの問題が発生しかねませんので、人材を大切にしない企業は十分にブラック企業の可能性があるでしょう。

 

ブラック企業の定義4:辞められない

企業が回らなくなるという理由で、人材を簡単に辞めさせない企業があります。

法律上では、退職届を出してから2週間後に引き継ぎなどを済ませていれば退職することができるようになっています。

会社側の都合を人材に押し付けるのです。

そのような企業に関しては、決まって人材を大切にしていなかったり、企業内の問題を解決する努力をしていなかったりします。

辞める側ではなく、自社に問題があるということを理解していない場合もありますので、危険な企業であることに間違いはありません。

 

転職業界にいた私が考えるブラック企業の定義としてはこの4つです。

当てはまっているのが1つだけでもだいぶ問題ですが、複数当てはまっている場合は相当危険な企業であるということです。

そのような企業に自分が勤めている場合は、早急に転職を考えるようにしましょう。転職先にそのような兆候が見られる場合は、別の転職探すようにしてください。

転職先生
転職先生
ブラック企業の定義として4つはかなり重要だね。体調を崩してしまったり、精神を壊してしまう可能性もあるから、企業選びは慎重に行おう。

 

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「自分の会社はブラックだ!」「その会社ブラック企業だね!」という会話をよく耳にしますし、一度はそのような会話をしたことがあるのではないでしょうか?

 

しかし、ブラック企業は言い回しを可愛くしているだけで『違法企業』であるということを忘れてはいけません。

 

ブラック企業にに自分が友人が勤めていることはあなたが思っている以上に深刻な事態なのです。

体や精神を壊す前に、転職先を見つけ、ホワイトな企業で安心して働くことをおすすめします。

クリーンな企業で働いて、ワークライフバランスを整え、人生を充実させましょう。

転職先生
転職先生
ブラック企業は思っている以上に危険が詰まっている。悪い方向へ向かいかねないので、早めに見切りをつける方がいい。幸いなことに現代は売り手市場。あなたを欲しいと思っている企業はたくさんあるよ。

 

まとめ

  • 厚生労働省の論文から、ブラック企業の定義は『労働時間を長くすることでしか会社を成長に導けない企業』
  • 元転職エージェント的ブラック企業の定義は『労働時間が長い・サービス残業がある・人材を大切にしない・辞めさせてくれない』
  • ブラック企業は『違法企業』である

何度も言いますが、ブラック企業はあなたが思っている以上に危険です。

上記のような定義が当てはまるような企業に勤める場合は転職を考えた方が良いでしょう。

人生が台無しになる前に判断することが大切です。