「ブラック企業の特徴ってなんだろう?」
「ブラック企業って言葉はたくさん聞くけど、どんな企業のことを言っているの?」
「私の企業はブラック企業なのか確認したいから、特徴を教えて!」
ブラック企業のリストが存在するわけではないので、転職先や現在の会社がブラック企業に当てはまるのか判断することはかなり難しいですよね?
照らし合わせるものもないので、確認するすべがないかと思います。
今回は、ブラック企業かどうかを確認できるようにブラック企業の特徴について確認していこうと思います。
ページコンテンツ
- 1 【超まとめ】ブラック企業の特徴
- 2 ブラック企業の特徴1:契約内容と違う扱いを受ける
- 3 ブラック企業の特徴2:賃金が支払われない
- 4 ブラック企業の特徴3:残業(時間外労働)が多い
- 5 ブラック企業の特徴4:休日が少ない
- 6 ブラック企業の特徴5:雇用契約の内容が曖昧
- 7 ブラック企業の特徴6:パワハラ・セクハラがある
- 8 ブラック企業の特徴7:上司の意見に口出しできない
- 9 ブラッキ企業の特徴8:簡単に辞めることができない
- 10 ブラック企業の特徴9:達成困難なノルマを課せられる
- 11 ブラック企業の特徴10:離職率が異様に高い
- 12 ブラック企業の特徴11:入社のハードルが低い
- 13 ブラック企業の特徴12:労働の割に給料(基本給)が低い
- 14 ブラック企業の特徴13:仕事を根性論で語り出す
- 15 ブラック企業で働いて一番ブラックだなと思ったこと
- 16 ブラック企業かどうかは2chを使って調べるのがおすすめ
- 17 まとめ
【超まとめ】ブラック企業の特徴
No. | ブラック企業の特徴 | 危険度度 |
1 | 契約内容と違う扱いを受ける | ★★★★★ |
2 | 賃金が支払われない | ★★★★★ |
3 | 残業(時間外労働)が多い | ★★★★★ |
4 | 休日が少ない | ★★★★☆ |
5 | 雇用契約の内容が曖昧 | ★★★★☆ |
6 | パワハラ・セクハラがある | ★★★★☆ |
7 | 上司の意見に口出しすることができない | ★★★★☆ |
8 | 簡単に辞めることができない | ★★★★☆ |
9 | 達成困難なノルマを課せられる | ★★★★☆ |
10 | 離職率が異様に高い | ★★★☆☆ |
11 | 入社のハードルが低い | ★★★☆☆ |
12 | 労働の割に給料(基本給)が低い | ★★★☆☆ |
13 | 仕事を根性論で語り出す | ★★★☆☆ |
ブラック企業の特徴1:契約内容と違う扱いを受ける
転職後のトラブルとして、面接時に約束をした契約内容とは違う雇用契約になっているということがあります。
約束を忘れているという場合も考えられますが、「入社させればこちらのもの」というブラック企業的な要素が強いので、このような扱いを受けた場合はブラック企業であると断定しても良いでしょう。
少しでも違いを感じた時点で、人事や社長に報告し、契約内容の見直しに勤めるようにしましょう。
ブラック企業の特徴2:賃金が支払われない
基本給がもらえないということは、相当怪しい企業に入社しなければ起きることはないと思いますが、残業代やボーナス、歩合給がもらえないということは意外と多い問題です。
残業しているにも関わらず、退勤を押させたり、小さなミスを指摘されてボーナスが無しになったり、と一社員ではどうしようもできないような理由で企業側は出費を阻止しています。
一つだけ言っておくと、雇用契約を結んでいる以上は働いた分だけの金額を払う義務が企業にはあります。
お金を払わないというのはブラックというより論外ですので、訴えましょう。
ブラック企業の特徴3:残業(時間外労働)が多い
つい最近、某大手企業の社員が残業が多すぎるせいで自殺をしてしまったという事件がありましたよね?
通常勤務に加えて159時間の残業を含めた時間外労働を強いられていました。十分な食事や睡眠を取れていなかったことと、体を休めるタイミングがなかったことが原因であったと言われています。ー 参考:毎日新聞
法律で残業時間は週に40時間までと決められています。それ以上の残業に関しては、時間外労働というくくりに分類され、労働時間に比例して割高な賃金を支払わなければなりません。
しかし、これが落とし穴だったのです。
というのも、割高な賃金を支払えばいくらでも働かせることができるということになるからです。
上記の内容のように若くして過労死になってしまうということもあるので、残業があまりにも多い企業に関しては、自分の健康のためにもすぐに退社するようにしましょう。
ブラック企業の特徴4:休日が少ない
休日が少なすぎるのもブラック企業の一つの特徴と言えます。
仕事内容によって忙しい場合もありますが、休みが全く取れないほど忙しい仕事はありません。
雇用契約を結んだ際に書面に書かれている休暇分はしっかりと休むことができるのです。
仕事が忙しくて休むこともままならない状態であれば、早急な転職を考えましょう。
ブラック企業の特徴5:雇用契約の内容が曖昧
転職や就職にありつけたのはよかったが、よくよく考えてみると自分がどんな雇用をされているのかわからない場合がありますよね?
正社員?契約社員?はたまた有期契約スタッフ??
契約内容を曖昧にしている企業は少なくありません。いざという時にリストラしやすくしたり、訴えられる可能性を下げたり…。
自分がどんな雇用形態で契約を結んだのか今一度確認してみてください。
※契約内容の書面に関しては、企業用と雇用者用で用意されているので、手元にない場合は企業側に聞いてみてください。ちなみに、書面での契約を結んでいない人は危険です。
ブラック企業の特徴6:パワハラ・セクハラがある
企業内でパワハラやセクハラの噂が流れていて、それを見過ごしている場合はブラックとまで言いませんが、そこまで優良な企業ではないと言えるでしょう。
一個人だけが行なっており、企業側が関与していないことかもしれませんが、問題を見過ごすというのは企業としてあるまじき行為です。
あなたがその対象になった時、最後との頼みとなっている企業が手を差し伸べてくれなかったら、頼るものがなくなってしまいますよね?
パワハラ・セクハラの噂があるのか、問題を前向きに対処しようとする動きがあるのかを確認しておきましょう。
※社長や役員などの上層部が首謀者だった場合は、完全アウトです。
ブラック企業の特徴7:上司の意見に口出しできない
「絶対王政」ではないですが、上司や社長の意見が全て正しいと考えている会社もあります。
会社を動かしていく立場である社長・上司の意見を聞くのは間違いではありませんが、会社は社員全員で作り上げていくものです。
部下の意見を聞くことができない上司のいる会社は居心地も悪いですし、理不尽なことも多々起きるので、精神が壊れる前に辞めるようにしましょう。
※エスカレートするとパワハラ・セクハラに発展して行く場合がありますので、注意が必要です。
ブラッキ企業の特徴8:簡単に辞めることができない
会社を簡単にやめられないというのは会社側の都合であって、あなたを止められる理由にはなりません。
企業に在勤している社員のために1ヶ月前の申告が必要と言いますが、法律的には申告から2週間後には退職することができるのです。
退職願を出しても受理してもらえなかったり、退職を先延ばしにされるような企業であれば、無理矢理にでも企業を離れるようにしましょう。
罪悪感を感じる部分もあるかと思いますが、周囲や企業よりも自分が一番大切です。
ブラック企業の特徴9:達成困難なノルマを課せられる
会社は学校ではないので、ノルマが発生するのは当たり前ですし、それは転職・就職しても理解していることでしょう。
しかし、そのノルマが厳し過ぎることがあります。
ノルマの設定基準としては、本人の能力を考慮した上で勤務時間内に終わるものでなければいけません。(自分でノルマを設定する場合を除く)
企業側から一方的に言われて、意見できないようなノルマ設定は間違っていますし、そんなものこなす必要はないのです。
ノルマがある場合は、的確なノルマ設定を行なっているかどうかを確認してみましょう。
ブラック企業の特徴10:離職率が異様に高い
業種や職種によっては離職率が高くても仕方のないものもありますが、それでも離職率を下げようとする努力は各企業で行なっているはずです。
現代は、売り手市場。お金を積んででも雇用したいのです。
そんな環境下でも、離職率が変わらず高いというのはかなり怪しい企業であると言えます。
離職の理由が仕事が問題ではなく、人間関係や会社の雰囲気などであれば疑う余地はありそうです。
ブラック企業の特徴11:入社のハードルが低い
入社のハードルが低いのも疑ってかかるべき一つのポイントです。
もちろん、業種や職種によっては入れ替わりの激しい場合もあります。
ただ、それでも簡単に入社できてしまうのは危険。
面接が5分・10分で終わったり、面接時に内定が決まったり…。
疑ってかかることを忘れないようにしましょう。
ブラック企業の特徴12:労働の割に給料(基本給)が低い
過酷であったり、責任感の強い仕事を行なっているにも関わらず給料が低いということはありませんか?
「どんなに働いても給料が上がらない」「あれだけ働いてこれっぽっちしかもらえないの?」という人もいるでしょう。
お給料というのは、あなたが時間を会社に捧げた対価です。どんな仕事であれ、時間を捧げているという事実は変わらないわけです。
「アルバイトよりも断然低い」という場合は転職を考えるか転職先を変更しましょう。
ブラック企業の特徴13:仕事を根性論で語り出す
高度経済成長やバブルの時代では根性論が日本の発展に大きく貢献していきました。
「努力するのが日本の企業であり、社員だ!」なんて言われることも。
しかし、時代は大きく変わり、労働基準が整備され、誰でも安心して働けるようになりました。
そんな中でも、未だに根性論を掲げて部下を指導している上司や企業が存在します。
時には必要になる場合もありますが、「残業をするのが当たり前」「時間外でも仕事が終わらなければ時間を作れ」という考えが中心にある場合は、退いた方が良さそうです。
ブラック企業で働いて一番ブラックだなと思ったこと
ブラック企業の特徴について詳しく見ていきましたが、そんな私もブラック企業に就職した経験があります。
私の中で、一番ブラック企業だと感じたポイントとしては『労働時間が長く、矯正されている』ということです。
契約時間の勤務を週5日しっかりこなすだけでも、肉体的・精神的に疲労が溜まっていくのに、残業や特別出勤などを挟まれると体を休める暇がありません。
リフレッシュできるようなタイミングがあればよかったのですが、仕事柄勤務日程は不定期。完全に回復吸う前に出勤日を迎えるのが当たり前でした。
数ヶ月働いているだけなのに、体がだるく、何もやる気が起きませんでした。数年続いていたらと思うとゾッとします…。
私の場合はさらにそれがサービス残業であったのですが、残業代が出ていたとしてもブラックと感じざるおえないポイントです。
一番大切なのは自分の健康です。
私は、生活のために仕事をするのではなく、自分の生活をより楽しくするために働くことができる仕事や企業を選ぶことが大切であると感じました。
ブラック企業かどうかは2chを使って調べるのがおすすめ
現在では、自分が働いている企業・転職希望を題している企業・紹介されている企業がブラック企業なのかどうかを2chの実際の口コミで判断することができます。
誹謗中傷の多い口コミサイトではありますが、書かれていることに事実は多く、非常に参考になります。
ブラック企業の特徴と照らし合わせた上で、事前に確認しおくようにしましょう。
まとめ
- ブラック企業の特徴は全部で13個ある
- ブラック企業だと感じる一番のポイントは『労働時間が長い』ということ
- ブラック企業かどうかを事前に判断するために『2ch』を活用しよう
ブラック企業へ就職をしてしまえば、どんな仕打ちを受けるかわかりません。
昔よりも情報の量や精度は良くなってきていますので、自分でも的確な判断を下すことも十分できるでしょう。
入らないに越したことはありませんので、確認できる範囲でしっかりと判断するようにしましょう。